スマホよ、しばしの別れじゃ。
新型コロナウイルス、緊急事態宣言、不要不急の外出禁止。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
「日常」が日常ではなくなった。ああ、あの「当たり前」は当たり前じゃなかったんだ。そんな気付きの日々を私は過ごしています。
そんな私のスマホとの関係性の話。
1.スマホとは少し距離を置くことにしました。
人と直接会わなくなった一方、オンライン上で「会う」ことが多くなりました。
流行(?)に乗ってzoom飲みしたり、インスタに#stayhomeつけて投稿してみたり。新型コロナウイルスのことをもっと知りたくて、最新ニュースを読み漁ったり。
真新しいことに適応できている私がいる気がして、なんだか、嬉しかった。いや、まだちょっと鼻高々な部分がある。
ですが、ひたすら「画面」に夢中になっている私自身に気が付いたのです。振り返れば、昼夜問わずブルーライトを浴びている私。
外出自粛要請から数日は、そんな日々を満喫していました。
だって、今まで大学の授業やら、課題やら、アルバイトやら、どうしても「外」に出なければいけないことばかりだったから。
そんな日々に疲れていた私は、むしろ感謝していました。
でもなぜかもっと疲れていたのです。
うまく言えないけれど、気持ちもどんより黒々している。いつしか、「毎日刺激がない」「なにもやる気が起きない」「でも、何かないかな」私の脳内はそれだけ。
そしてその原因を考えたら、スマホだったのです。
スマホを開けば流れてくるとめどない情報たちは、妙に中毒性があって。
平常時だって同じことだけれど、外出などで物理的に抑制されていました。
それが今はとんと時間がある。
私は残念なことにスマホとの関係を築くのが下手なようです。
情報の海に埋もれた私は、焦っていました。
みんなうまく泳げているのだから、私も同じように泳ぎ進まなければいけない。
完璧かのように見える周りの友人たちに、遅れを取ってはいけないと。
「焦り」が、私をいつしか追い込んでいたようです。書いていて、情けない。
だから、私はスマホを箱に封印しました。
文字通り、封印です。ごっつい箱に閉まっています。
でもあまり厳しいルールにすると続かないので、「自分が起きてから、日没まで」は「あんまり」見ないようにする!と緩めに「封印」。(笑)
2.効果やいかに。
今のところの結論:「画面」には向き合っていたけれど、自分の声とは向き合っていなかったな、に気づいた。
よくニキビができるのも、熱が出やすいのも、蕁麻疹がでるのも、寝付きにくいのも。体が弱いから、私がルーズだから、だと純粋に信じていました。
だけど、それだけじゃないようで。
自分が疲れていることに気が付かず、体が音を上げていたようです。近しい人たちからは、よく疲れているんじゃない?って言われることもしばしばあったのに、気づかなかったんですよね。自分怖い!
スマホを置いてから、私は私自身の声を少しずつ聴くようになっています。まだ途上だから、進行形です。何かを始める前に、ちょっと立ち止まってどう感じているか、どう思うか、聴いてみる。
今を生きている以上、情報は私たちをどうしたって取り巻きます。
スマホネイティブ世代には、完全スマホなしの生活は難しいでしょう。
でも少しだけ距離を置いてみることで、ちょっと心に余裕ができる。
時間がある今だからこそ、私は気づくことができました。
きっと友人たちも別に完璧そうに見えただけ。毎日、100%で生きていないとおかしいって思っていたけれど、50%だって、10%の日だって、あっていい。
そんなの、書かなくたって当たり前じゃないか、と思われるかもしれません。
未熟な若者の小言です。